塩田ノア 「ノア流」パリ生活東京ライフ

paris 東京 往復生活 で忙しい!

ブログでは、わたくしの作った、食べたなどを書いています。
そして、料理教室のことも。その料理教室はこんな。
東京アトリエのレッスンは、4名のグループを作ってお申し込み下さい。
毎月何日、とか決めていませんが、前月頃にブログに次回のアトリエ予定を書きますので、ご友人でお誘いあわせの上でね。ブログ書いてある、日程がご都合に合わない場合でも、ご相談いただければ、ある程度調整できるかと、思います。
Facebookページのメッセージ欄でお申し込みをお待ちしています。
 料金は1グループで2万4千円頂いています。ご事情で3名の場合まで、アトリエは行います。その場合、2万円となります。
お支払いはお手数ですが、アトリエの8日前(前の週の、同じ曜日)までにお振り込みをお願いします。お申し込みの際に口座番号をお知らせします。
キャンセル、日程、人数のご変更も8日前(前週の同じ曜日)までに、お願いします。(振り込み料を差し引いて、ご返金させていただきます)
 アトリエの開始時間は10時30分。お作りいただく皆様のスピード次第で、13時30分から14時30分に終了。
 料理は、基本的に前菜、パスタ、メイン、デザートです。真夏を除いて、パスタは手打ちです。前菜、メインは、食材の入荷状況により、グループごとに異なることもありますが、ご了承下さい。ワインをお出ししますので、お車はご遠慮願います。
 エプロン、手ふき、筆記用具はご用意していますので、とくに持ってきていただくモノはありません。けっこうボリューミーなので、お腹は空かせてきて下さいね。

昔のブログ http://michawhitecat.cocolog-nifty.com Parisアトリエの話がいっぱい

カテゴリ: ウチの仕事(家事)

chapeau1

この写真は友人のT島さんが撮影したものです。
ストウブ鍋を愛用している、特に引っ越し先(以前はご近所さんだったのにご主人のお仕事の都合でI県に。とってもさびしい)のお宅ではオーブンより煮込みを作ることが多いと、先日の電話で話していたので、手作りの鍋つかみを贈ったら、さっそくにこんな写真が送られてきたわけです。
 鍋のつまみも高級な彫刻タイプに変えてあるし、ステキだわ~。

なにしろ不器用なわたくしですから、この写真では見えないようにして頂いてますが、手縫いの部分なんか、小学生以下のレベルで、恥ずかしいけれど、便利に使ってもらえれば嬉しい。

もちろん、オーブンから熱い天板を取り出すときなどは、がっちりとグローブ型の鍋つかみが必要ですが、日常ちょこっと熱い鍋を移動させるには、こんな小さな帽子型のモノで十分、というか、使い勝手がとても良いモノです。
 特に最近、みなさんに人気のストウブ鍋は取っ手が金属製なので、必需品。わたくしは、カラフルなルクルーゼの鍋も取っ手を金属製に付け替えて使用しているモノがあるので、絶対に必要です。

キルティング生地と普通のコットンプリントをそれぞれ、直径20センチの円にしてから半分に、半月形のものを2枚合わせて縫い、くるっと丸めて纏れば出来上がり。小さいものなので、行方不明にならないよう、リボンで輪っかも付けて、キッチンの定位置のフックにぶら下げておきます。
 ひとつだけ、気をつけたいのは、この定位置、ということで、使用して、そこいら辺に置きっ放しすると、あとで見つからなくなりますからねぇ。

chapeau

Tちゃんにお贈りするために作り始めたのですが、小さな手仕事って、始めるともっと、もっと続けたくなる。
で、大切にしまっておいた、南フランスの人気ブランド、ソレヤードの端布を全部集めて、沢山作りました。

朝、掃除や洗濯、布団ほしを終え、朝食も済ませた後、ウォーキングに出かける前に、夫はテレビのニュースが欠かせない。それを待っている時間は、こうしてブログやメールを書いたり、ちょこちょこっ手仕事に「ちょうど良い時間」なのです。

で、普段お世話になっているKR先生、手作り味噌をおねがいしているHMさん、ずっとあれこれ沢山お世話になって場ありのSHさん、…。ストウブ鍋もみなさんお持ちなので、お贈りすることにしました。

 小学生レベルの手作りですが、喜んで下さるかしら。

あ~、楽しい!なのだけど、残念、もう端布が底をつきました。
特に、素敵なプリントのキルティング生地なんて、めったに見つかるモノじゃないし。

 また、別の手仕事をさがすことしましょう。

ここ数年、お菓子作りの天才!(というか、プラス超人的努力の人、寝る時間も削ってお菓子作り)のたけだかおる先生とお支度させて頂いています。
先日待望の本も出版されて、大活躍中です。アマゾンから写真をお借りしました
kaoruhonn
その、たけだ先生に素敵な北欧の布を頂いちゃいましたの
kaorununo2
「ノアさんの家にぴったりだと思うから」
そう、わが家のリビング、壁は黄色、そしてオレンジ色のソファーですので、これ以上ぴったりは無い、探そうったって見つからないくらいのカラー。
5年以上前にステキ!と買い求められたけど、ご自宅(シックなインテリア)には、いまひとつかな、と保存してあったそうです。
kaorununo1
 気に入った布を見つけたら、即縫う、のが「ノア流」でございますので、テーブルマット4枚、小さめ2枚を。

kaorununo
そして、濃いめの色はテーブルセンターに。
テーブルの長い方にかけたかったけれど、そこは小さめにカットされた布なので、ちょっと我慢ですが、これもユニーク、ということでね。

先週、今週と「森野熊八グルメタイム」というラジオ番組で、ゲストとしておしゃべりさせていただいています。
残念ながら、東京で放送していないので、ラジコの有料サービスのエリアフリー(過去の分も聴ける)で聴いて頂くしか何のですが、そこでも布好き、のお話をしました。
 チャチャッと簡単に縫っただけで、テーブルにクロスやマットが登場、雰囲気がさっと変えられます。

 で、大の布好きのわたくしにプレゼント、しかも超美味のチョコレートクッキー付きで、して下さったたけだ先生に感謝です。



tablefes5
ず~っとブログの更新をさぼっていたので、しばらくの間内容が前に戻ったり=東京ステイの話だったり、行ったり来たりしますが、ご容赦ください。
毎年、2月のはじめにトウキョウドームで開かれる、大人気のイベント「テーブルウエアフェスティバル」3年連続で中央アリーナステージのトークをつとめさせて頂きました。提供はあの、ストウブ鍋の会社ツヴィリングさんで、本当に楽しい、お仕事頂いて嬉しい。(ステージの写真は公式ホームページから拝借しました)
今回は初日、土曜日しかもあの大人気の小倉優子さんの前、という身分不相応なポジション。
こんなババちゃんのおしゃべりなんか…と思っていたら、ものすごく大勢の方にお集まり頂き、なんとお礼を申し上げて良いのか。本当に感激いたしました。
アトリエのメンバーや友人たち、が心配して来場してくださっただけではなく、沢山の方々がトークに耳を傾けてくださり、きみまろ??な感じのうなずき、や笑顔を頂きましたの。
tablefes3
 ご存じの方も多いですが、テーブルウエアフェスティバルには、もう素晴らしいというしかない、豪華なテーブルセッティングの展示がいっぱい。
そんななかで、いつも私の基本テーマは「手作り宣言」 
あこがれのストウブ鍋を使って、おうちのご飯をおいしく、そして手作り小物で、楽しくについてお話ししています。
わたくしは、鍋物は食卓での調理があることで、みんなの心がひとつに温まる、と思っているので串に刺した材料をあたたかい和フレンチなソースで温めて食べることにしました。素材もレンコン、ゴボウ、そしてお餅なども加えて。

そして、パリに住んでいる日本人である、わたくしと、最近「和」のコンセプトを取り入れている、フランス伝統のストウブ鍋、二つのおいしい文化のことも。
このテーブルも、豆乳や塩麹を使ったチーズフォンデュ風のお鍋をご提案したものです。
tablefes7
 テーブルの写真だとわかりにくいですが、麻生地に、冬をイメージした雪の結晶のモチーフが刺繍してあります。
豪華絢爛な他の方々がびっくり?あきれちゃう???だけど、あくまで「普通の暮らしをたのしく、美味しく」なのがノア流ですから、ひと針ひと針気持ちを込めて刺した、のがごちそう。エプロンももちろん、自分で作りました(サイズ、かなり大きめだし…苦笑)
tablefes2
実際にストウブの鍋も愛用していますし、他の食器も普段いつも自宅で使っているものを、運びました。
この段ボール!お鍋、食器、などなど。
当日は、これに食材が加わって、大変な荷物になってしまいました。
たった30分のトークですけれど、生のわたくし、そして本当の生活をご覧頂きたかったのです。

あらためて、多くの方にご来場頂いて、本当にありがとうございました。
来年もまた、皆様と直接お目にかかれる機会が、もっとあれば…。
どうぞ、よろしくお願いします。

michatable

我が家の決まり?では、朝のコーヒーは小さめのランチョンマット、ちょこっと休憩の合間や食前酒などには15センチ角くらいのティーマットや10センチ角のコースター、食事の時にはテーブルクロスを敷きます。
 食事時のテーブル写真を探していたら、以前飼っていた猫がテーブルに「ジャンプon!」のびっくりアクシデント的な画像が見つかり…。
 天国でなら、こんなイタズラをしても叱られないのかしら~。
猫のことはさておき、食事の時はこんな風にテーブルクロスを使っています。
写真から見ると、3人分のセッティングですから、誰か友人と一緒の食事ですが、ひとりのゲスト=若い独身の友人ごはん ですから、そんなに気も使わない普段ご飯。そう、夫とふたりの食事もこんな感じです。

 朝食用ランチョンマットはキッチンクロスを半分に折って縫うこともありますが、クロス類は、基本好きな布で自分で簡単に縫っています。コースターやマットは大物(エプロン、クロスなど)を裁った残り布利用でもあるわけだし。
watable

これは、外国人のお客様に浴衣生地を利用して作った十文字型のクロス。浴衣布の幅を考えるとマットに仕立てる方が良いかな?と考えつつ、変形のクロスにしました。
matwa
とってもわかりにくい写真ですが、東京の家で和食、の時はテーブルクロスの上に折敷を置くスタイル。
この写真は軽い昼ご飯(たぬきうどん、卵焼き、青菜、大根おろし、煮豆…しみじみし過ぎ) ですので、収まりましたが、夕食だとメインのおかずはクロスにのせ、小鉢と取り皿、小皿、飲み物グラスを折敷に乗せます。

そう、ず~っと「食事のテーブルには大きなクロス」と思い込んで何十年も過ごしてきたのですから、昨日ごらんに入れた少し大きめマットで食事は、わたくしに取ったら大革命なんです!
 あと2種類マットを増やして、使い心地が良いようなら、あんまり使わないテーブルクロスも作り替えることになるのか、それとも元に戻るのか。
 こんな年齢になっても、か、年齢を重ねたからこそ生活をシンプルにしたくなったから?、普段の習慣を変えることが出てくることに驚いています。

ところで、こんな話を若いお友達としていたら「ウチは食事の時にはクロス類を使いません」派が全員。
エッ?と驚いて、あちこちのブログの普段ご飯の写真を探したら、テーブルに直接器が並んでいる方が多く、使っても小さめのランチョンマットどまり。
 キレイキレイなレシピ写真だと、下に布地が敷いてあったり、が結構ありますが、リアル「うちごはん」の写真だとテーブル直置き。

 確かに食前にきれいに拭いたテーブルなら清潔だし(正直に告ると我が家では特別汚さなければ2~3日同じクロスを使用。もちろん食事時以外はきちんと畳んで専用のかごに仕舞いますが)、洗い物が増えないしね~。

 家の中の決まり、というか習慣って、実家のやり方そのまんまで、「普通は=他所のでは、どうするのが多い?」って意外と考えてないのだわ、とびっくり。
 布好きなわたくしとしては、是非ともクロスが欲しいし、ウン十年も使ったぼろテーブルは隠せる、クロスの色で変化のないジジババ夫婦のご飯にも少しは色気が出る(?) ということで、おそらく今後もマットでもクロスでもなにかしらテーブルに敷いて食事することになるとは、思うのですが。

みなさん、たまに食事の時にテーブルクロスを使うのもイイものですよ~!普通のコットンのプリントでも麻の無地布でも、自分のテーブルサイズに合わせて布端をガチャガチャ縫うだけで、簡単に作れますから。

クロスでもマットでも食事時にテーブルに変化をつけてくれるアイテムとして、おすすめしたいなぁ。
 
テーブルクロス、マット使用推進協議会会長、を自任することに致します。


montmartre

またも出ました、パリ名所案内では、ありません。

このサクレクール寺院のすぐ下あたりが、布地の店が並んでいる地域なんです。東京で言うと日暮里の感じでしょう。
tissue
なるべく、モノを増やさないように、というか何とかもっと片付けたい、と思っているのに布好き、手仕事好きなので、ついつい出かけてきてしまう場所でもあります。東京で世田谷の家から日暮里に出かけるほどは、遠くないのも便利(パリは東京より小さい街だから)
今回買ったのが、この二種類の生地。
matmarimecco
matflower
実はアトリエの試食の場所を食堂から、となりの居間に、移したく、テーブルを取り替えたのです。
テーブルの色も変わったので、クロスで全体を覆うのではなく、テーブルマットを使うことに。
アトリエは4名様のご参加ですので、テーブルの大きさに合わせて、ちょうど4人分が並べられるようにサイズを測って作ったのが上の2枚の写真です。

なんかカジュアルで部屋の雰囲気にも合う気がしたので、もう少し洗い替え(?というか、気分を変えたい)にもう少し欲しくなって、生地を買ったという訳です。

ソファだと少し食べにくいかな?とも思うけれど、ご参加の方からは「くつろげる」と言って頂きましたので、しばらくアトリエはこんなセッティングで行こうと思っています。

で、クロスかマットか、の話になるのですが、長くなっちゃうから続きはまた。

oignon3


 パリの冬!と言えばオニオングラタンスープは欠かせません。
日本人だって、みんな好きな筈。でも意外にもパリのカフェやビストロなら「どこでもある」わけじゃないのです。

 我が家の近所のビストロで、たま~に「きょうのお品書き」に入ってるかな?あ、オペラ座の近くの有名カフェ(カフェと言っても、かなり高級) カフェドラペ では定番、あと数件は知ってますけど…。

 わたくしが夢見る、素敵なパリの過ごし方(実現したこと無しなのは、夜更かしが苦手な夫、自宅の場所などなど理由が沢山)は
 バスティーユのオペラ座でオペラを楽しむ→ 歩いてすぐの昔ながらのビストロ「ボファンフェ」でシャンペンと生ガキの後で、熱々のオニオングラタンをふ~ふ~して食べる→ブラブラ歩いて、ヴォージュ広場に面したプチホテルに泊まる。
 絶対に無理ムリムリ。大体、オペラが終わった夜中に食べるのは「胃にもたれる」、あの辺りを深夜にオシャレしてぶらぶら歩くのは「危険」 、そしてホテルで泊るより自宅の方が「良く眠れる」と言うに違いない夫がいますもの。

 愚痴はともかく、オニオングラタンは自分でも簡単に出来るし、絶対に美味しいので、夢を見るより、現実に作って下さいね
ognion4

コツと言えば、とにかく大量(我が家では4人分で1キロ)の玉ねぎを薄切りにして、ひたすらゆっくりときつね色より濃い=鳶色~トビ色って表現しますが、最近は聞かない  まで炒める
oignon 5

 炒め始める前に耐熱の器に入れて電子レンジでしんなりさせてからだと、かなり時間が短縮されるだけでなく、最初にシャキシャキの玉ねぎから炒め始めると、うまく混ぜられないために焦げる、なんてアクシデントも防げます。こんな風にカサも減って、全体が色づけばOK。 水分が蒸発したあと、玉ねぎの甘みで焦げ安くなるので、ずっと混ぜ続けて下さいね。
 難しいテクニックは要りませんが、
 玉ねぎをスライスする時に目が痛い
 炒める時にキッチン(我が家は狭いのでリビングまで)に臭いがひろがる
 30分以上、フライパンの前でかき混ぜ続ける(これは、好きな音楽でも聞けば良し)

oignon2

 そして、チーズをたっぷりとおろす。ピザ用の刻んだチーズでも「見かけは近い仕上がり」になりますが、出来れば、輸入食品とかを扱う店でナチュラルチーズをおろして下さい。
 くらいがコツと言えばコツ
ogion1

我が家では 田舎パンを2段に入れる=軽く焼いたパンにチーズを乗せてから、玉ねぎのスープを注ぐ→もう一度パンとチーズを乗せて オーブンでグツグツこんがり、で出来上がり。
田舎パンじゃなくて、フランスパン(バゲット)ですると、それはそれで、しこしこした食感が、またおいしいです。

あれ?スープの作り方は?
そう、玉ねぎを炒めた後は簡単至極、とくに美味しいブイヨンとか必要ありません。水だけでも十分なくらいですが、ちょこっと市販のスープの素を加えてもよいでしょう。凝ったレシピだとポルト酒を加えたりするけれど、わたくしは玉ねぎの甘みがあるから必要ないと思います。
微妙なハナシになりますが、玉ねぎを大量摂取することになるので、どうもオナラがでやすいようで、それを防ぐにはローリエの葉を一枚加える。イタリアで習ったオナラ除けのおまじない、みたいなもんですけれどね。
スープの素を加えるとしても、あくまでチョッピリです。くどくなっちゃうと逆効果。同様に塩も控えめにネ。
 他の汁ものも同じですが、スープは飲み終わって丁度良い塩気=最初は少し薄めにするのが決まり。さらに、チーズの塩味も加わるしね。

 ウチの夫の分はしないけど、器の内側に前もってニンニクの切り口をこすりつけ、少し香りを付けて置くのもイイかもしれません。

 夢のオペラじゃなくても、寒い冬には心も温まるオニオングラタンスープを是非お試しください。
 
 それでも寒かったら、はめたままでパソコン操作もその他の仕事も出来ちゃう、指無し手袋=ハンドウォーマーは如何ですか?
handwalmer

 不器用なわたくしでも1時間半あれば(普通の方なら1時間?)、編めるし、毛糸も大して使いません。
 1玉と残り毛糸で、夫とわたくしの2人分。

 スープとこれで、寒さを吹っ飛ばそう

 




23331321_1478675942209881_2250392843553477923_o


相変わらずの下手くそ、というか自分自身で「進化する心」が足りないのは分かってるんですが、楽しんで刺せば、良し、と思っているのがわたくしの刺繍です。

 グレーとベージュの中間くらいの色の麻地に限りなく白に近い糸で雪の結晶のモチーフです。


 これは、2月に開催されるイベントのトークショーで、料理とともにご紹介するつもりで、昨日から縫い始めました。

 イベントの内容など、決まり次第みなさまにお知らせ、お願いしますが、まだ確定してない部分がたくさんあるので…。


 わたくしの手仕事は「隙間時間」を使うのがルール。夢中になると他のことが放っておかれる危険性大、なのと、あまり根を詰めると年齢が年齢なので肩は凝るは、翌朝目がしょぼしょぼするわ、で大変だから。


 テレビなど、仕事でつけるエプロンもすべて自分自身で作る(=外注やお友達の力も借りず)、のもわたくしの決め事です。

 基本料理にプロだけしか使わないような道具も使わない、のと同様、自分が出来ないことは、あきらめることにしたら、逆に自分のやりたいことが見えるのではないか、と信じているのです。


 コツコツ、とうかポツポツと刺繍して、2月のイベントでご覧に入れるクロスも大した物ではないはず、それが「ノア流」と割り切って、楽しみながら刺していきます。

22237210_1447061025371373_1721107188_n今回の東京で、楽しみなのが、胡桃のリキュールを仕上げること。


以前アップした、青い胡桃をスパイスと一緒に付け込んだノチーノ、ちょうど出来上がる頃ですの。

二重にしたガーゼでそっと漉して、夫から頂いた空き瓶に詰めました。

日本ではアルコール度96パーセントのウォッカが入手できるので、イタリアで作るのとまったく一緒で、上手に仕上がったと思います。

「ノア流」アトリエ、料理教室では、瀬戸内海の豊島で収穫された無農薬レモンを使ったリキュール、リモンチェッロを楽しんで頂いていますが、ノチーノはほんのちょっぴりしか作らなかった=無農薬の青い胡桃を探すのが大変、ので、皆様にお出しするほど出来ていません。

来年は、なんとか、もう少し作れると良いのですが…。

胡桃は本当は法律で禁止?かもで確信ないまま、冷凍して持ってきたのです。

フランスでは胡桃は入手できても、アルコール度の高いウォッカが見つからない。60度のラム酒を使用したので、漬け込みにもう少し時間がかかります。

22264856_1447061035371372_616822914_n
若い頃はともかく、現在の年齢ではアルコールも沢山は飲めなくなってしまいました。
食事中にワイン、とか日本酒、焼酎などを少々。

 となると、たまに食前酒に何か(自家製のワインカクテル、カシス、ジン、赤ワインを使う、夫の特製などなど)を飲むか、または、食後にリキュールやコニャックをほんのちょっぴり。

ノチーノは96度のウォッカで抽出した後で、砂糖水で薄めるとはいうものの、かなりのアルコール度ですので、1回に飲むのはこんなもの。

いわゆるぐい飲み、サイズのグラスに1センチ程度がせいぜいです。

19466656_1358015384275938_8953935967211808324_o6月に漬け込んだ時と、色が全然違うでしょう?

これはラム酒で作ったパリヴァージョンですが、ウォッカでも最初はこんな色だったのですよ。

昔々イタリア中北部の街モデナ(超高級車フェラーリで有名)の知人のお宅で、お祖母様手作りのノチーノをごちそうになったことを思い出しました。
 「ごちそうを食べ過ぎておなか一杯でもノチーノを食べれば、すっきり」と言われましたっけ。

自画自賛ですが、あの時のノチーノに負けない!と思っています。

BlogPaint実は、「手仕事」をテーマに今年の初め=1月号ですから実際は昨年暮れから連載させていただいている雑誌があります。

「婦人之友」って、ご存知でしょうか。広告も見かけない、判型も小さい、はっきり言って地味目~な雑誌なんですが、歴史も古く、愛読者はがっちり。

 わたくし自身も「な~んにも出来ない、怠け者」な一人っ子育ちで、親元から独立したときに、出会って、定期購読、家事や生き方の基本を学んだ、お付き合いのながい雑誌です。

とっても内容が真面目なので、バブル時代には「遠い世界」になっちゃって読まなくなった頃もありましたが、その後、書店で買って読んでました。

書店で買う、といっても、そこらへんの本屋には無くて注文するか、大型店に行くかしかないので不便。

 で、大好きなこの「婦人之友」誌から、初めて料理の仕事を頂いたときは嬉しかった!ご無沙汰しっぱなしですが、尊敬するパンの大先生にお目にかかれたのも、この雑誌のおかげだし…。

 で、なんと今年の連載のテーマが「手仕事」!不器用が自慢(?)みたいなわたくしが????
と思いましたが、なにも手先が器用でなければ、手仕事を楽しんだらイケナイわけじゃないでしょ、と開き直って。

 で、今回の写真は未発売の号の校正原稿ですので、ぼかしてありますが、簡単手作りプラス詩集がポイントの眼鏡ケースのお話。
 この年齢になると、近眼のわたくしは通常の眼鏡、老眼鏡(イヤな名前だ)、サングラスと外出時は眼鏡を3本も持ち歩くので、かさばらないケースを…というような話とかね。

 現在発売されているものをご覧いただくか、ご興味があったらバックナンバーも買えるかも、です。

 わたくしの、真面目な一面もぜひ、ご理解頂きたく(笑)

WIN_20170715_165806昨日に引き続き、

「ヴァカンスに行きたい!」

でもでも、シリーズでございます。


 このエプロン自体は数年前NHK「きょうの料理」出演のために作ったのでrす。

 シンプルな水玉模様みたいだけど、よく見るとひとつひとつの水玉が手書きっぽくてニュアンスがある、プロヴァンス地方の生地メーカー ソレイヤード社のkものなの。

よく見ると、可愛い=遠くから見ると、けっこう、さびしい水玉生地なせいか、あんまり着ること(つけること?)がないままで、引き出しに埋もれてた。

 ちょうど東京の家の庭がアジサイの花が美しく、その写真→スケッチ→図案化→刺繍、と思って、パリに持って帰ってきました。
アジサイのデザインがあんまり気に入らないな~、と思ってチクチクしてたんですが、一向にはかどりません。
好きなデザインだと、早く次が刺したくてたまらないのにね。

で、思い切って全ほどき(涙)して、今の気分を考えたら

プロヴァンス地方でヴァカンスを過ごしたい、ラベンダー畑で深呼吸したい

だったので、こんな感じ。
別に刺繍してもヴァカンスに行けるわけでもないですが、植物園の庭のベンチで(ほら、パリのアパートはエアコンが無いので、暑い日は木陰が涼しい)刺繍するのも、のんびりして良いものです。

 とにかく不器用なので、じっくりお見せできるようなものではありませんが、シンプルなエプロンにお気に入りの刺繍があると、料理がさらに楽しくなりますから

↑このページのトップヘ