塩田ノア 「ノア流」パリ生活東京ライフ

paris 東京 往復生活 で忙しい!

ブログでは、わたくしの作った、食べたなどを書いています。
そして、料理教室のことも。その料理教室はこんな。
東京アトリエのレッスンは、4名のグループを作ってお申し込み下さい。
毎月何日、とか決めていませんが、前月頃にブログに次回のアトリエ予定を書きますので、ご友人でお誘いあわせの上でね。ブログ書いてある、日程がご都合に合わない場合でも、ご相談いただければ、ある程度調整できるかと、思います。
Facebookページのメッセージ欄でお申し込みをお待ちしています。
 料金は1グループで2万4千円頂いています。ご事情で3名の場合まで、アトリエは行います。その場合、2万円となります。
お支払いはお手数ですが、アトリエの8日前(前の週の、同じ曜日)までにお振り込みをお願いします。お申し込みの際に口座番号をお知らせします。
キャンセル、日程、人数のご変更も8日前(前週の同じ曜日)までに、お願いします。(振り込み料を差し引いて、ご返金させていただきます)
 アトリエの開始時間は10時30分。お作りいただく皆様のスピード次第で、13時30分から14時30分に終了。
 料理は、基本的に前菜、パスタ、メイン、デザートです。真夏を除いて、パスタは手打ちです。前菜、メインは、食材の入荷状況により、グループごとに異なることもありますが、ご了承下さい。ワインをお出ししますので、お車はご遠慮願います。
 エプロン、手ふき、筆記用具はご用意していますので、とくに持ってきていただくモノはありません。けっこうボリューミーなので、お腹は空かせてきて下さいね。

昔のブログ http://michawhitecat.cocolog-nifty.com Parisアトリエの話がいっぱい

カテゴリ: 手作りスイーツ

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カリカリというよりはもう少しもろいフワサクな揚げビスケットをトロリんなモカチョコソースに付けて食べると、ついつい進みます。

「ノア流」アトリエ手打ちパスタ中心のアトリエから、パリ生活15年以上の間にアレコレと工夫して作ってきたフレンチおかずも取り入れて、もっとわたくしらしいメニューにしていこうと計画中ですが、このデザートはイタリアのカーニバル=復活祭の前の40日間は肉食禁止、敬虔に暮らす期間、のそのまた前にワッと食べて楽しむ1週間、の代表的なスイーツです。
 この時期のイタリアでは(フランスでも!)同様のお菓子が各地方で違う名前を付けられて、食べられています。
 わたくしの師匠、アンジェラと過ごしたのはロマーニャ地方で、スフラッポレと呼んでいましたが。その前に暮らしていたトスカーナ地方ではキャッケレと言っていたはずで、この名前が結構ポピュラーかも。ナポリではさいころサイズに作って飴がけしてありましたが、生地もほとんど同じだし、揚げるところも一緒。

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いつものパスタ生地に砂糖、バター、卵黄を加えた生地をのばして、菱形っぽくカットします。パスタ生地と比べるとべたつくので、伸ばすときには打ち粉を多めにふってね。
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こんな便利な道具(ねじで調節して、好きな幅に切れるカッター、しかも縁がギザギザで可愛く仕上がる。最初のアトリエの時に見つからず…ごめんなさい) じゃなくて包丁で切れば良いのです
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これを揚げれば出来上がり。生地にバターが入っているのでブクブクするし、砂糖で焦げやすいので、油のの温度は170度位を超さないように。そして、油はオリーブオイルだと癖が強くなるので普通のサラダオイルなどで揚げましょう。きっと、南イタリアだったらオリーブオイルでしょうね。

揚げたら、冷めたところで粉砂糖をたっぷりまぶして出来上がり。沢山作って、湿気ないようにしておけば、数日は保存可能。そんなに甘くないので、ちょっとつまみ出すと、とまらない。

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今回はデザートとして、濃いエスプレッソコーヒーにブラックチョコレートをたっぷりと溶かし、サンブーカというリキュールを加えて、大人味にしたチョコモカソースと一緒にお出ししましたが、ココアとの相性もとっても良いですので、お試し頂きたいです。

 オーブンを使わずに、クッキー感覚、な出来上がりですので、気軽にお作りになれます。

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こんにちは。今回、満開までは行かなかったけど、とりあえずお花見ができた東京ステイでした。(忙しい、都会いながら、中目黒駅付近の目黒川まで出かけました)

東京では、肝心の満開には「花冷え」で、夜桜を見上げて宴会、には寒かったとか…。パリも暑いくらい気温が上がったかと思えば、今朝は5度なんて冷え込みだし、突然雨がふったり、安定しない天気です。

 実は年齢と共にお酒がめっきり弱くなりまして、花見でチャンチャカ茶碗酒!は無理。日本から持ってきた大ぶりの湯飲み茶碗は、単に、陶製の容器と化しております。
 ここ数年はパリと東京の往復生活ですが、当初は日本に帰ることのめったにない夫の為、そして当時は珍しい和食を食べてみたいフランスや他の国の方々のため、そして出張や旅行で日本から要らした方の少し疲れた胃袋に、とけっこう和食を作っていたのです。
 ですから、和食器もそれなりに持っているんですが、今や、めったに使われないか、本来の用途じゃない使われ方をしてて、少しかわいそう。
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このお茶碗、ちょっと洋風で、ほうじ茶を飲むのにも、小鉢としても便利に使っていたのが、最近はラムカン代わりがほとんど。今回もオーブンで湯煎焼きのカスタードプリンを作りました。
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茶碗は底に丸みがあるのに、取り出したプリンはそれなりの格好になったのが不思議ですが、金属製やシリコンの型に比べ、陶製で火の入り方がマイルドなせいか、とってもなめらかに仕上がりました。
今回のレシピは皆さんもジャム(蓋が赤白のチェックになっていてカワイイ瓶でも)おなじみのボンヌママン社のを使用してみましたら、大成功!

 長時間のフライトでへとへと~でパリに戻ったら、とりあえず水、牛乳などを近所のスーパーで買うのですが、その時必ずゲットするのが、ボンヌママン社のカスタードプリン。時差ボケで夜中に目が覚めた時に、甘い物が欲しくなるんですよ。

 そのパッケージに印刷されているのがクラシックなカスタードプリンのレシピ
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 15個分、とは大量すぎるので、半量で作りますが、写真の茶碗は大きめなので6個(最後の1個は別の容器で。和食器は5客揃いなので…) になりました。
 半量ですと、全卵ひとつに卵黄4個分、牛乳500ml、生クリーム75ml、砂糖75グラム
 と、卵黄が多めだけど、ごく普通の配合。
 ちょっと違うのは、砂糖を焦がしてキャラメルソースを作る際、普通は最後に湯を加えるのだけど、それが書いていない=飴状のままで容器に。
 
 キャラメルが濃いままなので、作りたてだと、底に飴が固まったままになるのは必至なので、少しお湯を加え、生地となじませるまで2日待ってから食べました。

 牛乳が?玉子が?まさか砂糖じゃないでしょうけど、日本で食べる高級プリンより美味。とっても滑らかな仕上がりでした。
 皆様もこのレシピ、挑戦してみてはいかがでしょうか?

 レシピでは、玉子と砂糖を混ぜたところに温めた牛乳を注いで、カラメルを底に入れたラムカンに注いで、100度のオーブンで50分、または180度の湯煎焼きで40分。
キャラメルは75グラムの砂糖に大さじ1の水とレモン汁少々を加えて色づくまで火にかけるとあります。

 カップ入りの市販のプリンのパッケージに何故レシピが?と思いますが、きっと、こんなに手間をかけたプリンをボンヌママン社は、簡単に食べられるようにしてるんですよ~、のアピールかと。
 邪推しすぎでしょうか

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 家に入り込んで日向ぼっこのノラ猫ちゃん、ではなく後ろの夏みかんにご注目。小さな苗木を植えてから5年も経ってないのに、今年は沢山の実を付けました。台風の強風で倒れる?実が落ちる?と心配していましたが、見事に黄色い大きな実がこんなに。
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一気に全部もいでしまうのは可愛そう、なのでとりあえず、半分収穫し、食べてみたら酸っぱい!ので、サラダドレッシングにしたり。この写真の分はマーマレードにします。
 昔々、祖母や母はネーブルオレンジを食べた後の皮でマーマレードを作っていました。つましい暮らしでしたので、皮は5~6個分だけど、実は1個分くらいの、皮の再利用、的なモノでしたが、それでも良い香りで記憶に残っています。
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わたくしは、庭でなった=無料の夏みかんですから、果肉、果汁全部いっしょに使います。この写真は果肉と果汁、そして不織布の小さな袋(いわゆる、お茶パックとか出汁パックとかで売っているモノ)に種を入れて、ペクチンの効果を狙います。
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皮は白いところを全部使っても、という説があるけれど、半分くらいそぐように除き、こんな感じに。そして、細く刻みます。ある料理家さんは「紙のように薄く切る」そうですが、不器用、そして根性が無い、わたくしには無理なので、普通に細切り。
そして、さっと茹でてから冷水に30分ほどさらします。この時間で苦みがどの程度残るかが決まります。一晩とかだったら、お子ちゃま向き、30分~1時間がほどよいと思うのだけど…。
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 さらしたら、皮の水気を切り、果肉&果汁を合わせた重さを量り、その半分の量のグラニュー糖を加えて、煮るだけ。
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パリでも、季節の果物でジャム =コンフィチュールを煮ますが、フルーツの半分の重さの砂糖を加え、煮沸した瓶に入れてから、熱湯でもう一度、軽く蓋をした状態で煮る。もう一度キュッと蓋を閉める。という行程をきちんとすれば常温で1年は大丈夫。甘さ控えめ~が皆さんお好きみたいですが、わたくしは昔風に砂糖も十分に加えます。
 そのためには、味の濃い、酸味もしっかりした自然なフルーツを選ぶことが大切でしょう。

煮上がったジャムはこうやって、逆さまにしてあら熱をとってから保存。

マーマレードはきちんとペクチンが働くので、すこし柔らかめに煮上げても、固まります。
今回、少し煮詰めすぎて固め、パンに付けるには固すぎた!
瓶を開けたときに、水を加えて軽く煮直しました。 その分、自家製パンに巻き込んだマーマレードロールには扱い良さそうですが、言い訳ですね~。

 皆さんも、庭に夏みかんが成ってたら、是非お試し下さい。朝食の楽しみが増えますよ。




biscotti

わたくし、ほぼ欠かさず、は大げさだけど、たいていは在庫がある、のはビスコッティ。みなさまも、おなじみのイタリアの二度焼きアーモンドクッキーです。
 その時々で、ノンオイルの生地(すごく固い仕上がりになるけど、デザートワインや、コーヒーに浸して食べる時に油が飲みものの表面に浮かない、のがイタリアの昔人の美学?)、ちょっとオリーブオイルやバターを生地に加える、中に入れるのも柔らかし上げならスライスしたアーモンドにする、またまた風味のヴァリエーションにアーモンドじゃ無いナッツやドライフルーツを加えたり…。
ココアを粉に混ぜる、チョコチップを加えるのはわたくしの好みに合わないので、チョコレート味が欲しければ、焼き上がった後で、長さの半分くらいチョコがけにします。ただし、これはチョコレートが溶けない=暑くない季節限定。

この間、ちょっと用事があって外出したついでに、製菓材料の専門店TMZ商店にもより、1キロ入りのアーモンドパウダーを買ってきたので、太っ腹なアーモンド生地に挑戦しました。
スーパーだとほんの40グラム入り!の小袋しか売っていないので、先日紹介したラムボールをまとめ作りしてヴァレンタイン用に、とか考えていたのです。

オーブンですっかり温まり、快適なキッチンで、急に思い立って作ったのが写真。あ’’~、これ、いまひとつ失敗だわ。焼き直し、とかしたけど、生地がカットしずらい。表面がなめらかじゃ無い(涙)

 生地の小麦粉を半分に減らし、同量のアーモンドパウダーを入れたのですが、(生地をまとめるためにオリーブオイルも少々)、なんか重すぎる感じ。
 わたくしも長年の料理人生のおかげ?で、試作失敗、といっても食べられないモノは出来ません。
 しかし、アーモンドパウダーたっぷり=原価いきなり跳ね上がった割に、味は普通に美味しい程度。
 意味ない!
 さらに、見た目悪い!
 アーモンド風味たっぷりで、コーヒーには合うけれど…。
 
 クッキーのヴァリエーションは、それなりに、あれこれ試しても、外れないのですが、身分不相応な贅沢で少し残念な結果に。

 でも、キッチンはほんのり暖かいままで、夕食作りも、とってもラクになりました。

 使い勝手が良くない、といつも文句ばっかり言っている、東京キッチンのオーブンもストーブとしたら、優秀だわ。

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少女時代から大人になるまで横浜で過ごした母に連れられて、わたくしも、しょっちゅう横浜に出かけました。

今のような食べ歩きタウンじゃない中華街で本格中華食材の買い出し、そして都心よりも高級感と異国間が漂っていた(その頃は、東京でもハイブランドの路面店なんて無かったし、百貨店も正直野暮ったかったの…)元町でお洒落な子供服を探したり、もちろん、母自身も洋服や小物をお買い上げ。

そして、元町に行ったら、かならず立ち寄るのが老舗のケーキ屋さん「喜久家」
、絶対に買って帰ったのがミカンほどの大きさのチョコレート菓子ラムボールでした。洋酒の香りとたっぷりかかったチョコレートがなんとも言えない味で、横浜と言えばまず、思い出すほど。
 かなり、アルコールも効いていた記憶がありますので、子供にはちょっと?なんですが、ウチの母はそんなことは気にせずに食べさせてくれたのです。

 思い出話が長くなりましたが、上の写真が「ノア流」」ラムボールでございます。小さめに作った方が食べやすく、そしてチョコレート率が高くなるので、お店のより、ずっと小ぶり、ピンポンの球より、さらに少し小さいかな。

 12月、1月のアトリエのデザートはズッパイングレーゼ。イタリア風トライフルと説明すればわかりやすい。
 シロップとリキュールを浸ませたスポンジケーキと二色のカスタードクリームを重ねます。
 今回はひとり分をグラス仕立てにしたので、スポンジケーキはセルクル型を使って丸く抜きます。

 で、先日のアトリエのご参加者からのご質問
「型抜きした残りのスポンジケーキはどうするのでしょう?」
 そう、スポンジケーキもシンプルなレシピですが、わたくしが前日に焼いて置いた手作り。玉子の風味がしっかりして、フワフワ。シロップが良く染みこむように、しっとりし過ぎないようにしています。
 型抜きして残ったものは、冷凍しようと思っているうちに、アトリエ終了後のお茶と共にカステラ感覚でつまんだり、知らない間に夫がつまんでいたりしますが、基本はリメイク。
 で、懐かしいラムボールを作ります。

 数回分の型抜きの残り(冷凍して、貯めておく)をフードプロセッサーで細かくしたところに、溶かしバター、溶かしたチョコレート、ラムレーズン、アーモンドパウダー、そしてラム酒を加えて丸めます。
 溶かしたチョコレートをコーティングしたらできあがり、の超簡単。
 チョコレートはいつもの高級品、ヴァローナ社のものを奮発、バターもエシレバターと材料には贅沢しているので、簡単だけど美味しいと確信しています。

 アルコールが入っているので、日持ちしますし、チョコとケーキの両方の満足感のある「ひとくち菓子」って嬉しいもの。
 作って3日目あたりが味が落ち着いて美味しく、1週間から10日は日持ちします(もし、誘惑に勝てればね…)

「ノア流」アトリエでは、皆様に美味しく召し上がって頂くために、けっこう材料の半端や残りが出てしまうのですが、出来るだけ無駄にしないような工夫もしているのです。

 2月、3月のアトリエも募集しておりますので、Facebookページで「ノア流」アトリエ料理教室のメッセージから、お申し込み頂ければ幸いです。

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 はい、イギリス土産の小麦粉、ラズベリージャムを使用、バターと砂糖はフランス製、日本人のババちゃんが焼いたヴィクトリアンサンドイッチケーキです。
 ジャムを挟んで2時間ほど置いてから切りましょう、なのに即食べたくてカットしたら、ジャムが流れ出した~。
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 種なしのラズベリージャムはこんな感じで、種なしのゼリー状のものとは全く違います。さすが、イギリス人なら誰でも知ってる、食べてる、作ってる(多分)超定番ケーキに欠かせない、ということで塗りやすいテクスチャーです。
 ケーキ作りをする方なら、みなさんご存じですが、パウンドケーキの仕上げに杏ジャムを塗ったりするとき、一度少し温めたり、裏ごししたり、塗りやすくしますが、その必要はまったくありません。
 ベラーと塗って生地で挟むだけ。
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 そして、ロンドンから届いた小麦粉の使用感は、やはり少しがっちりしていました。フランスの中力粉みたいな粉(日本とは粉の分類基準がまったく違うので、中力粉そのものではないですが、)で焼いたときより少し膨らみが少なめ。食感はどっしりというよりはさっくりかなぁ。
 オーガニックの小麦粉だったので、焼く前の生地の色は灰色っぽくて…。

 というのが先日アップしたヴィクトリアンサンドイッチケーキの結論、なんですが、春めいたパリで紅茶を味わうには最高の相手、であることは間違いなし。
 本当はスコーン、きゅうりのサンドイッチと一緒に例の算段重ねの皿に盛りたいところですが、当然わが家にはそんな皿はないし、おやつに三種全部食べたら大変ですもん。
 夫とゆっくり散歩して帰宅、のども渇いたし、ちょっと甘い物が食べたくなります。
 普段甘いデザートは食べない夫も、このシンプルさなら大丈夫。
老夫婦の甘い時間を作ってくれる、お菓子、そして材料をロンドンから盛ってきて下さったM子さんに感謝。

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ほぼ毎回、パリから東京に帰るときは手作りジャムを持参します。
東京では和食が多い、といっても朝ご飯はやはりカフェオレとパン。
 自宅駅の近くにかなりおいしいパン屋があるので助かっていますが、そこでバゲットやクロワッサン、夫が好きな塩パン(クロワッサンを少し細長くしたような形のパン)、を買って、やはりパリから持ってきたバターと手作りジャム。
 和式のごはんと味噌汁も美味しいと思いますが、第一食では無い感じ、が夫婦の共通項なのです。
今回はパリ近郊でとれたリンゴジャムにタヒチさんの香り高いバニラスティックを加えました。

リンゴジャムはパンと一緒に食べると、子供の頃、クリームパン、ジャムパン、チョココルネより断然好きだった
リンゴのパンを思い出して、懐かしさがこみ上げます。おそらく新宿の中村屋?と記憶しているのですが、パン生地の切れ目からリンゴがちょこっとのぞいているのが、たまらなく可愛くてね。
 新宿の中村屋はカレーがとても有名だけれど、わたくしは子供の頃から外出の昼ご飯で食べた、ナポリタンという名の揚げた幅広中華麺をトマトスープで煮込んだもの、やミートパイ、そしてリンゴパンの記憶だけ。
当時、子供は辛いモノは食べさせてもらえなかった。

 ジャムと言えば、ラズベリージャムも大好き!なのだけれど、どうも大量に入っている種の歯触りがあり過ぎ、が気になります。かといってゼリー状なのは、なんだかフルーツ感が減少しすぎ。
 
このラズベリージャム、女王様の名前がついてる割にシンプルなイギリスのティータイムケーキ「ヴィクトリアンサンドイッチケーキ」にも欠かせない。
 独特のバターたっぷりのリッチなスポンジケーキにジャムを挟んだだけ、ですのでジャムの役割は大きいのです。
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わたくしのヴィクトリアンスポンジは、知人のご主人であるイギリス人の「お墨付き」でエッヘン!なのですが、やはりもっと本場風に作るには種なしのラズベリージャムが必要らしいです。
 とうわけで、彼女がイギリスのお土産に持ってきてくれまして。
さっそく本格な味で作れるぞ~。
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さらに、もっとイギリス風の味にするために、小麦粉まで!
ヴィクトリアンスポンジは、「ノア流」で合格しましたが、スコーンはこの粉を使わないと、独特のざっくり感が出ないとのこと。う~む、なるほど。
 とはいえ、東京でもパリでも、そうそうイギリスの小麦粉が入手できるはずも無く…。
しばらくは、小麦粉その他の配合を試行錯誤、になりそうです。
 

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 上にちらっとふったグラニュー糖がコンガリ香ばしいようにしました。

次のアトリエのデザートにプロフィットロールを、と思って試作したものです。
 
 中にカスタードクリームを詰めたら、とろ~りのガナッシュクリーム(もちろんヴァローナ社製のチョコ使います)をたっぷりかけて。。。

 でも、考えたら前菜もパスタも超ヘビー高カロリーなので、アトリエでは、もう少し先かも。食べきれないのは必至だし、アトリエではお持ち帰りはしていただけませんの。

こちらのは3倍くらいの大きさ=普通のシュークリームくらい、でたっぷりと角切りチーズを生地に混ぜ込んで焼きました。
ブルゴーニュ地方のワインの友、定番中の定番のグジェールです。

ナチュラルチーズなら、なんでも入れて美味しいです。
日本の有名レストランのパリの店の定番の食前のお楽しみグジェールは
ミモレットチーズとコンテチーズを使ったものでした。

日本ではグジェールは小さ目サイズのものが多いですが、本場ブルゴーニュのは大人のげんこつよりずっと大きいビッグなものです。

どちらも同じ生地(焼き時間はちがうけど)で作っていますが、本当に簡単にできて、失敗のない配合です。

有名な先生の完璧なレシピだと、たくさんの上手に作るコツ、や守らなきゃいけないコト、があって、それを読むだけで作る意欲がなくなっちゃう、怠け者のわたくしが、そしてお菓子は簡単が一番と思っているのに、失敗したことがない配合です。

完璧を求めない、
でも失敗は絶対に嫌
なのが「ノア流」ですから


21731375_1431322616945214_3193651073630736933_nちなみに、このグジェールに使ったチーズがかわいいので写真もアップしちゃいます。
 フランスバスク地方は羊のチーズで有名。羊?のクセも強くなく、たべやすい(テクスチャーは日本のプロセスチーズに近いし)チーズです。
直径10センチ位、高さ12~3センチの円筒形チーズの側面にはバスク地方独特の十文字模様!これをお見せしたかったの。
 
日本でおやつに作るなら、とけるピザ用でも、それはそれなりに、美味しく作れます。

カリッとふわふわなシュー生地さえ、ちゃんと膨らめばイイのですからね。
 次回じゃなくなりそうだけど、アトリエで失敗しない、コツもない、生地の作り方を覚えてくださいね。

そして、パーフェクトを求める方は、どんどん上を目指してください。





20369872_1389743561103120_737557613200227243_oパスタ用の大きな取っ手付きのザルに山盛りのミニトマトとミディトマト、昨日の朝の収穫です。

 猫の額というより「ハムスターの額」的せまい庭にトマトの苗を2本植えた結果です。

あ、こんなのステキだと、思って前回トマトの苗を植えたら大成功でした。

隣に住む従妹が、留守中、庭の水やりなどをしてくれているので、出発する時にも「トマトが熟したら食べといてね~」と頼んでいたのですが、まだまだある。
 で、その従妹にお裾分けしようとしたら
「その前に摘んだのが冷蔵庫に残ってるから」と言われ、
 通りがかった、顔なじみのワンちゃんの飼い主さん=ご近所さんにもお裾分けしたのに、まだこの量ですもん。



までは良いのですが、今回帰宅したら、トマトの収穫以前に大変だったのが草むしり。
家に着いて、庭をチラ見したら、ジャングル!バジル(これも前回苗を植えて置いた)なんか高さ1メートル以上に伸びてるし、トマトもバラの枝も伸び放題、草ボーボー。

 到着したら荷物を片付け、の我が家の決まり、その次は草むしりが待っています。
朝5時、目が覚めたら、もう夫も起きて庭に出てる!すぐに、顔も洗わずにわたくしも参戦いたしました。

 ざっと草むしりして、トマトを収穫で2時間弱。その時間には、気温も上がり始め…。
 ひえ~老夫婦にはキツ過ぎる労働でした。

 枝で完熟のトマトは甘い! フルーツみたいにパクパク、疲れも吹き飛ぶわ

で、青い実は、いつもはピクルスにするんですが、前回のがまだ、たっぷり残っている(カレーの付け合わせとかにぴったりなのですが)ので、ショウガとシナモンを入れてジャムにしてみました。これまたチャツネ感覚でカレーのおともになります。

 さ、カレー作ろう! 辛いのに弱い夫が非常にネックなんですが、ほどほどの辛味で我慢かな?
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焼きたてのミラベルのフラン(クラフティ?ま、「ノア流」=自己流ですから)をデザートに作りました。
カスタードプリンの生地に小麦粉と溶かしバターを加えたものにフルーツを加えて焼くだけ、の簡単スイーツですが、いつ食べてもおいしいな。

 ミラベルはほとんどがフランス産の、とっても Made in Franceなフルーツで、8月の後半から9月にかけての、短い期間だけ出回ります。9月の初めに東京からパリに戻ったので「ミラベルのシーズンを逃した???」とおもっていたら、幸い、今年は少し季節が遅かったらしく、間に合いました。

 甘くて、やさしい香り、で種離れが良く、大きさもアメリカンチェリーをひとまわり大きくした程度ですから、ポイポイと口に運んで、いくらでも食べられちゃいます。
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まず、ナイフで実に切り目を入れて種を取り出してから、バターを塗った耐熱容器に並べます。
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小麦粉と玉子を混ぜ、そこにバニラビーンを縦に半分に切って種を取り出し、さやも一緒に牛乳で煮出して家織を出したもの、溶かしバター、キビ砂糖を加えて生地をつくります。
 普段のお菓子ですから、よく混ぜればOKと思うけれど、もしダマが出来ちゃったら、ざるなどでこしてください。

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 生地はこんな感じでサラサラですが、心配しないで!焼けば固まります。

オーブンで焼くとフルーツの水分が出て、すこし柔らかい感じですが、ひと肌程度に冷ますと、ナイフなどでも切り分けられるようになります。
 味も、アツアツよりその程度のほうがおいしいので、焼きたてを食べたくても(ものすごく良い香りなんです)がまんしてね。
 お好みで、粉砂糖をふると、すこしおしゃれになります。

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