tiramisulimone


ティラミスといえば、誰でも知っているイタリアンドルチェの代表選手。

一番下にはコーヒーを含ませたスポンジケーキ(またはフィンガービスケット)、上にはふわっと玉子を混ぜたマスカルポーネチーズ、さらに苦み走った無糖ココアパウダーが味を引き締めて。
 以前にも書きましたが、昔のイタリアでは生卵を食べる習慣が無く、この生卵使用したティラミスも比較的新しく生まれたデザートなんです。しかし、苦み、甘み、香り、三拍子揃った名作ですよね。

 その変化球にティラミスビアンコ=白いティラミスがあります。

通常は、コーヒーの代わりにワインシロップを使用、ココアパウダーをかけずに、色とりどりのフルーツを飾って。

 今回の「ノア流」アトリエで、お作りしたのは、レモン風味のティラミスビアンコ

スポンジケーキには自家製のレモンリキュール「リモンチェッロ」を使用。瀬戸内海から届いた無農薬レモンの皮をたっぷり使った甘いお酒です。
 マスカルポーネチーズにはしっかり泡立てた卵白と卵黄を加え、ちょっぴりのレモンの皮のすりおろしも(あ、レシピに角の忘れた~)

 写真では分かりにくいですが、さらに透明なレモンゼリーを重ね、中にはレモンの果肉と皮の砂糖漬けがアクセント。
上の部分は酸っぱい、そこに、まろやかなマスカルポーネのクリームの風味と下のスポンジのリキュールの味が混ざり合って、こってり、さっぱりな味わいです。

本来柑橘類の旬は冬ですので、レモンのお菓子も冬のもの?なんですけれど、これは初夏には絶対美味しいデザートなんですよ。
 イタリア人もレモン大好き、で一年中使用しますからね、で季節のデザート認定いたしました