パリに戻る直前、仲良し島田哲也、まき、ご夫妻のレストラン イレール人形町が昼間、カフェタイムをオープン。さっそく、出かけました。
開店のお知らせも特にしなかった、ということでオープン翌日の店内はまだ空いていて、シェフとおしゃべるすることも出来ました。
その時、島田シェフが何かの雑誌で見た「A Noste」というレストランに行ってみたい、おいしそうだとのことだったのランチに出かけてみました。
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本日のパリは、お昼過ぎからは天気は下り坂の予報でしたが、昼過ぎは良い天気。本当はこの席で食べたかったのだけど、神経質(?)な夫は外の席は好きじゃ無いので、店内で食べることに。
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こんなカウンター式大テーブルと、ちいさめのカフェぽい低いテーブルと両方あるのが1階のタパスバー、二階はメニューも違うレストランだそうですが、わたくしたちは、もちろん1階でタパスを。
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メニューの数はけっこうあり、外食の値段が高いパリ、それも中心に近い場所としては価格も安めなので、小皿のタパス=皿数を沢山頼んで、結局はそれなりのお支払い、かな。

ひとりタパス2皿以上頼む、というのが店のルールと、なかなかにイケメン揃いのサービスのお兄さんが説明してくれました
「とりあえず、ひとり2皿頼んで、あと足りなかったら追加してね~」
で、白ワインはバスク地方のチャコリという地酒的なの、赤はコートデュローヌにしました。

タパス、というとケーキ皿みたいなのに盛った、おつまみサイズを想像しますが

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いやぁ、驚きましたわ!どの皿も、最近のカフェっぽいレストランの普通のひと皿より絶対多い、いわゆる大盛りドカンで運ばれてきました。
上から
 普通のクリームコロッケサイズが5個はいった、カリカリポレンタ、スモーク鴨風味。ポレンタはトウモロコシの粉を練り上げて、羊羹くらいの固さにするのが普通だけど、これは中はとろり。ほぼクリームコロッケ。ちょっと塩味強めでワインがすすむ~。

カリカリポレンタが揚げ物と思わなくて、小さな烏賊、シピロンのフリットも注文して揚げ物がダブった!デブあるある
ちょいと見では、木靴型の容器にちょろりと乗っかったみたいですが、この木靴が恐らく28センチの男性の足でも余裕で入りそう。そして、甲のの部分、奥深くまで烏賊フライが詰まってる。

普通の家庭のフライパンサイズに肉とジャガイモが山盛り、の仔羊のバスク風煮込み。赤ピーマンの風味がいかにも、なバスク料理。もし、これにご飯とかパスタが付いたら、これだけで、わが家の老夫婦のランチになるボリューム。

そして、長さ40センチ越えの牛骨の縦割りに盛られた牛の骨髄と茸のリゾット。春の茸といえば、のモリーユ茸他、茸もたっぷり。そして骨髄(脂です)のこってり感とアルデンテな米とのバランスよいけど、1人前に2つ盛って出てくるのはすごすぎ。

 どれも、大盛りな料理4皿を頑張って平らげるのに、主食好きなわたくしも夫もパンに手を付ける暇なし、そしてデザートは後で選ぼうと思ってたのに、お腹いっぱいでギブアップ。

繰り返しますが、パリでは食材は安いけど、外食はかなり値段が高めです。それを考えると、かなりお得な値段設定かと思います。
ただ、ふたりで4皿は老人には少し多すぎるのが難。

他にも食べたい料理もあるし、デザートも試したい、ということで、あさっての日曜日にでも、もう一度、友人を誘って出かけてみようと思っています。

それにしても、なにかの雑誌の小さい記事から、この店が良さそう!と、見抜く島田シェフの眼力もすごい。
山ほどある「おすすめレストラン」の中で、ココ、ときっぱりおっしゃてましたもん。
島田シェフ、まきさんとご一緒したいものです。