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超出遅れた節分ネタですみません。
わたくしは、ちょっとした家庭の事情でお説料理は作りません。いわゆる年中行事も大げさにするのは大嫌いなのだけど、節分の夕食に、海苔巻きを作ってみましたの。
わたくしの世代は「恵方巻き」なんて聞いたこともないし、大きな海苔巻きを丸かじり、はお行儀もわるいし、海苔ごと噛み切る、のも風味を損なう気がするから、カットして食べます
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具だくさんにしたかったので、海苔は1枚じゃ足りない、ちょこっとご飯粒を海苔代わりにして、あと半枚を継ぎ足したところに、寿司飯は300グラム弱、でしょうか。ご飯をごく軽めに2膳ですね。

具は5種と言われますが、もうすこし増えて七福神?な7種類にしてみました。
玉子焼き、茹でほうれん草、煮穴子、かまぼこ、干し椎茸の甘煮、桜デンブ、かんぴょう
 そのうち、かまぼこはもちろん、桜でんぶは今回は市販品で。
普段は冷凍の海老が安いときにさっと茹でてからフードプロセッサーで細かくしてから味付けした自家製なんですが、急に思い立ったので我慢。

 こんなに具をそろえるのは大変?いえいえ、煮穴子は良い穴子を魚屋で見つけたときに、煮て置いたモノを冷凍、解凍してからさっと炙って香りも味も新鮮に。干し椎茸、かんぴょうも時間のあるときに作って冷凍してあったのだから、ほうれん草を茹でて玉子を焼くだけですもん。
 かんぴょうは油揚げと一緒に煮ると双方味良く出来上がると、昔、どなたかに教えて頂きました。油揚げは冬場は簡単ランチ、きつねうどんにも大活躍するので、多めに煮ておきます。

 この冷凍は、五目ちらしにも便利で、それこそ、冷凍ご飯をチンして、寿司酢で味付けしたところに混ぜ込めば、あっという間に出来ちゃいます。

海苔巻きは、具だくさんの時は、少し根性を入れて、巻かなきゃならないけれどね。

 わたくし、いわゆる握り寿司は自分で作ろうと思わない。そして、家庭で握り寿司の雰囲気は出るけど、手巻き寿司も嫌い。なんだか、ニセモノっぽいもの。

 タイトルに書きましたが、外は外、ウチにはウチのお寿司の味があると思うのです。
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 ウチで作ると市販品よりずっと美味しく、お安く出来るのが鯖の棒寿司。
良い鯖を見つけたら、自分でしめ鯖を作ります。ご飯の味付けに普通の酢だけでなく、柚の絞り汁を加えると風味 
が良くなります。
 わが家は老人二人家族なので、鯖は2枚におろし、骨付きの側を使って鯖の味噌煮。
 しめ鯖はアニキサス(寄生虫?)がいると怖いので、いったん冷凍してから使用しますので、数日経ったところで、棒寿司が登場する。ローテーションもちょうど良いのです。

 しめ鯖も新鮮が一番美味しい、と思うのですが、ご近所の友人がお店で九州直送の新鮮鯖を食べてアニキサスに当たり、入院経験のお話を聞いてから冷凍することにしました。

 フランス人の知人、友人はみんなSUSHIが大好き、なにか日本食をご馳走する、というと握り寿司を所望されますが、いつも家庭の寿司は家庭の寿司、お店で食べるものよと答えます。フランス人だって、いわゆるフランスパン=バゲットやクロワッサンなどはパン屋で買うのが当たり前と思ってる、それと同じだってね。