girolle1

 先日、知り合いの若い料理家のみなさんが、長野県の山の中(?)に出かけて、キノコ狩り、な記事をFacebookで見て、うらやましい~、わたくしも若かったら、是非参加したい!と思ったので…

 土曜日の野鴨の付け合わせに、この季節ならではのジロル茸を買いました。
 やはり、フランスならではの秋の味で、先日パリにいらしたフランス料理の大先輩M先生は、なんと2キロも買って日本にお持ち帰りになったとか。

 わが家は老夫婦ふたりっきりですので、買うなら300グラムでも多いくらい、その分、なるべく上等の店で買うようにしています。
 少し値段が高くても、それなりの品質、香り、そして汚れも少ないので下ごしらえがラクなのです。

 ラクといっても、上の写真のように、ひとうひとつ丁寧に絵筆を使って掃除します
 日本でも「キノコは水洗いしない方が」と言いますよね
 さすがに汚れている時(安値に引かれて沢山買ったりすると…)は筆だけじゃなくて、濡らしたペーパータオルやふきんでぬぐうようにしたり、しますけれど、今回のは絵筆だけでキレイに。
 今日のはあんまり無かったけど、落ち葉がくっついてると、やはり「野生のキノコ」を実感します

 girolle
 この準備さえ終わったら、あとはバターで炒めて、軽く塩すれば、それだけで、香り高くおいしいの。
 香りはね、慣れればステキ、もしかすると初めてだったら、かなり癖があるかなぁ。
 キノコ類は、わたくしは、しっかり炒めて味を出します。
 最初、水分が出るのを全部蒸発させる感じです。味が濃くなる

 ジロル茸、贅沢と言っても、かなりの高級品を買っても1キロ30ユーロちょっと、松茸に比べれば安いモノです。
 季節になったら、一度は松茸ご飯が食べたい、よりは気楽に楽しめる秋の味